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屋根へのこだわり

棟芯

本谷の穴開きによる雨漏り。156 最近は特に多い。  よって板金の交換です。

しかし、得てしてこのような場所は、屋根屋泣かせの場所でもあります。

         越名 矢島邸 003s 

棟が途中で曲がっている部分に多いのです。これを這い上がり棟とか肘棟とよんでいます。

  屋根屋泣かせの場所でもあり、見せ場でもあります。

             154 は屋根屋が葺いたとは思えません。。

 

まずは谷勝手の緊結

         20090317_204303.jpg 

                       今回は銅釘刺しで

さ~~て、本題です。

         越名 矢島邸 011s  

普通は隅棟の棟木の芯を芯として桟を納めますが154

この場合、このように桟を納めます。161ここが非常に重要!!!

        越名 矢島邸 019s 

赤い線が棟木芯、緑の線が瓦の棟芯です。(白線は棟幅)。最大で2寸誤差ができます。

なぜこのようにしなければならないか?さ~~ここがポイント

        20090317_202946.jpg 

這い上がりの始点と谷芯を合わせる(のしの高さがここではじめていっしょになる)

そのために隅棟芯を隅木芯よりずらすんです。わかるかな~~~

 隅芯≒隅ということです。 

これで陸棟の台のしと隅棟の台のしがきれいに揃い、後は段数の違いだけ

削のしをネコんないように入れるだけ・・・

なかなかこの最初が出来ない人が多い

平板での1本伏せでも同じ、隅棟芯をずらすんです。そうすれば

                   茂木建築 館林 010s 

コーキング べたべたなんてことには・・・・・・

棟積みは後日。。。

 

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